以前から気になっていた八木美枝子写真集「よい匂いの街角」を買った。
深夜叢書社という、名前だけでもう素晴らしいといえる出版社が1998年に発行した写真集。非常にマイナーらしく、古本でもほとんど見かけない。ネットオークションの過去取引を検索してもほとんどヒットしない。SNSでは八木美枝子という名を呟いてる人さえ存在しない。どれだけマイナーなんだ。
ずっとAmazonのカートに入れて値段の推移を見守っていたけど、ほとんど変わらないので、意を決して購入した。定価より遥かに安いし、迷うような価格じゃないんだけど。
もっと早くに買っておけば良かったな。1990年代の東京23区に残る昭和の下町風景。実際の1999年代というと、ポケベルとかPHSとかルーズソックスとか、そんなのが流行していた時代だけど、それより上の世代を生きた人たちの風景が写ってる。まだこんなに1960年以前のような風景が残っていたんだな、というのが感慨深い。
特異な出版物で知られる「深夜叢書社」。ただ本を出したいだけの素人の若者が集まってとにかく出版社を始めてみた、というのがロックバンドのノリのようだし、命名の経緯もジョイ・ディビジョンぽい pic.twitter.com/PyhwcsDjf2
— みぞぐちカツ (@chocoramastudio) September 16, 2018
こんなんあります。
吉岡実「魚藍」。S48年深夜叢書社。 #古本 pic.twitter.com/6nTVS1foha— 古京文庫 (@furugyoubunko) January 23, 2019
『渡辺隆次水彩素描集』(深夜叢書社 エクリチュール叢書2)に種村季弘先生の帯文。本書のために書かれたものではなくて「球体幻想」(1973年の個展のための推薦文、『奇想の展覧会』収録)からの抜粋。 pic.twitter.com/Xg9fEFqHZS
— やっき/齋藤靖朗 (@SAITO_Yasuaki) December 6, 2018
本日のちょっと珍しい本。池田得太郎『家畜小屋・女神像』深夜叢書社刊。1週間ぐらいで値段を付けて店に出します。 pic.twitter.com/aasUUS2PMN
— 澄田喜広 古本よみた屋 @吉祥寺 (@sumida01) September 13, 2020
写真集をひらいて、
モデルさんに
おねだりしたら、こんなサインを。
(もどき)町田康より
高梨豊写真集『人像』(深夜叢書社) pic.twitter.com/ulTH4jpZhY— gewakatze (@gewakatze) October 24, 2019
高橋睦郎さんが『柿本多映俳句集成』拾遺に感銘を受け、百句厳選された『柿本多映 拾遺放光』(深夜叢書社)。新書より少し小さめ。睦郎さんらしい選句です。
躾糸抜いて落花に加はりぬ 柿本多映
『柿本多映俳句集成』も第2刷ができております。ご注文は深夜叢書社まで。https://t.co/RHS8CEaEVd pic.twitter.com/gWXsypihmO— Ayaka Sato (@kamonnohashi) August 27, 2020
塚本邦雄「ハムレット」 アントン・レームデン挿画 1972年 深夜叢書社初版 帯付き 著者署名入り
塚本邦雄によるハムレットというあまりにも甘美な書。
ウィーン幻想派の画家による特異な挿画も印象的。
毛筆署名入りです。 pic.twitter.com/fimsZwATHm— アスタルテ書房 案内所 (@astarte_kyoto) February 18, 2021
5月17日のお奨め本。
『エリック・サティ』ジャン・コクトー 坂口安吾 佐藤朔 訳 深夜叢書社 東京音楽社(昭和61年) サティさんについてはもっと紹介したいCD、本があります。#本 #book #エリック・サティ #ジャン・コクトー #坂口安吾 #クラシック音楽 #アテネフランセ pic.twitter.com/BXiqS95l5s— June ONO (@Juno_naturasola) May 17, 2018
【#声に出して読みたい版元】
(順不同)
1. 奢灞都館
2. 夢魔社
3. 冥草舎
4. 深夜叢書社
5. 破邪顕正社
6. 密教科学社— ナカネくん (@u_saku_n) March 5, 2018
おお、『家畜小屋』なつかしい。幻想文学研究季刊誌『金羊毛』創刊号(1980.6)には、同書(深夜叢書社版)の熱血書評が掲載されていました。評者は嵯峨敦さん。 https://t.co/X758oknl9W
— 東雅夫┃O.Z.N.(おばけずきネットワーク) (@obakezukinw) March 8, 2020
リサイクルショップで一目惚れしてアンティーク調の棚を買った。実際に古い品ではないと思うが、この磨りガラス感がたまらない。
他にもリサイクルショップで木製の棚を買った(一番下の細長いの)。よく見たら無印良品の「壁に付けられる家具箱」だった。上の木箱は以前ダイソーで買った税込110円の木製ボックス。その上の木板はセリアで買った焼桐木材。色合いが良く似合うので、自分で引き出しを作ろうかとも思案中。
他にも古い帆布製の刃物ケースを買った。税込107円。やったー!良い掘り出し物を見つけた!と喜んだが、家で袋から出したら元々あったヒモがなくなっていた。店内で落としたのか、会計時に余計なものと判断されて取られたのか。オリジナルのままが良かったので悲しい。泣ける。
ところでこの「八王寺市元本郷町226」の小林金物店さんは、八王子市の店舗なのか。合皮が使われているから昭和末期頃の品でないかと思うが、場所が気になる。