アイヌの音楽とムックリ(口琴)購入


アイヌ+イオンカ(ディジュリドゥ) GOMA /マヒトゥ・ザ・ピーポー @ ウタサ祭り2020

網走の北方民族博物館でオホーツク民族のムックリ演奏の映像を見てからアイヌ文化や口琴に惹かれ出してムックリも買ってしまったが、この映像いいな。クマ送りの儀式の映像も見て、昔の原風景的なアイヌ文化に興味持ち出した。

↓ウポポイ民族共生象徴空間発信のムックリの作り方教室かと思って見てみたけど、映像めちゃくちゃわざとらしいな。見るからにアイヌと無縁のプロのモデル引っ張ってきました的な映像。彫刻刀を持つ時に汚れたら困るよそ行きの服装してるのも違和感ありまくり。英語の字幕からしても外国人観光客向けのプロモーション映像なんだろうけど、単純に「アイヌ文化に慣れ親しんで楽しみましょう」というのとは別の思惑を感じる。投稿日が東京オリンピック閉会式の12日後の2021/08/20だし、プロパガンダ的な意味のある発信かな。

ところでムックリというと、古い人には「ど根性ガエル」のOP曲で使われている音が一番馴染み深いんじゃないだろうか。ピョン吉の効果音として使われている。コミカルなカエルのジャンプ音そのものという感じの音響で非常によくマッチしている。あそこまで流暢な音を出せるのも奏者のテクなんだろうが(→ベトナムの口琴だとああした「ビヨヨヨヨ~ン」というコミカルな音が鳴るようだ)私は金属製のバネのような楽器を漠然と妄想していた。まさか口で吹く(?)ようにして鳴らす演奏とは。ムックリの音を聞いてるとホーミーのような倍音が聞こえてくるが、双方に共通点などがあるんだろうか。気になる。