図書館から借りてきた新垣さんの本「音楽という<真実>」、まだ途中までしか読んでないけど、とても面白い。佐村河内守のゴーストライターに関するゴシップ的な要素が強い本かと思ったけど、少年時代からどのようにして音楽の素養を身に付けてきたかが、とても丁寧で分かりやすく書いてあって刺激を受ける。少年時代から音楽に関しては天才肌な人だったんだな。子供の頃から譜面を書いて作曲していたらしい。一方、自分の短所・欠点も冷静に把握してる。子供の才能を蝕まないご両親の育て方も良かったと思う。
音楽に関しては、西洋の古典音楽から現代音楽、ポピュラーミュージックまでいろいろなジャンルに言及してる。
YMOに関しては、こんな見方をしている。
「坂本さんが言っていることですが、(細野さんは)ラヴェルとか知らないはずなのにラヴェルっぽい和音を出せちゃうような才能ですね。坂本さんはもちろん天才なんですが、技術をもっていて、それで分析したり構築することができる。でも、そうでないはずの細野さんとか立花ハジメさんは、才能や感覚だけでやっている。そういう点で、坂本さんが細野さんのことを天才だと言うのはわかるんです。」
前半だけでも出てくるワードが面白い。山本直純、ショパン、ベートーベン、小澤征爾、高橋悠治、武満徹、ストラヴィンスキー、坂本龍一、中川俊郎、三善晃、シュトックハウゼン、ドビュッシー、スネークマンショー 、冨田勲、近藤譲、アールヴィヴァン…
(本人)
— 新垣隆 (@TNiigaki_1970) June 8, 2021
この時期になると、かつて渋谷で開催されていた現代音楽祭『ミュージック・トゥデイ』を思い出す。中学時、私は自分の曲を入れたカセットテープに手紙を添えて、会場のロビーにいる武満徹に手渡した。数日後、武満さんより葉書が届いた。 pic.twitter.com/rnKDZXOh3V
近年の新垣さんはジェニーハイというバンドにも参加しておられるが、↓こういうバリバリの現代音楽もやはり格好いい。
PIANOSKY西尾、7月2日の「ピアノスキーのピアノ協奏曲」に向けて、モーツァルト、ショパン、新垣さんの「新生」の練習に熱が入っています?
— PIANOSKY (@PIANOSKY2) June 15, 2021
新生の3楽章の好きな部分を公開。
難所の一つです?
#ピアノ協奏曲
#モーツァルト
#ショパン
#新垣隆 pic.twitter.com/Kb7btMQQ1r